こんにちは、安芸郡府中町のなんば内科クリニックです。
5月頃までは黄砂がひどく、喘息や鼻炎の悪化でつらい思いをされた患者さんが多くいらっしゃいました。喉や気管支がデリケートになっているところへ、いよいよ梅雨の季節が到来します。
梅雨時のジメジメとした高湿度や激しい気温差は、気管支を刺激して喘息発作を引き起こす大きな原因になります。今回は、見落としがちな喘息のサインや、ご家庭でできる対策について分かりやすく解説します。
1. これって本当に風邪?見逃したくない「喘息」の初期サイン
「風邪をひいたあと、いつまでも咳だけが残る……」ということはありませんか?
喘息(あるいは前段階である咳喘息)と診断されていない方でも、以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 風邪をひくたびに、決まって咳が長引く
- 夜中から明け方にかけて、激しく咳き込む
- 2〜3週間前と比べて、咳が良くならず、むしろ悪化している
「ただの風邪だからそのうち治るだろう」と様子を見ているうちに、気管支の炎症がじわじわと進んでしまうことがあります。上記に心当たりがある方は、我慢せず一度医療機関に相談してみましょう。
2. 梅雨のジメジメに負けない!お部屋の環境整備のポイント
梅雨時期はカビが繁殖しやすく、雨続きで寝具を外に干せないため、室内にはホコリやダニも溜まりがちです。これらはすべて、喘息を悪化させる引き金になります。
今日からできるお部屋のケアとして、まずは以下の2つを意識してみませんか?
■ エアコンのフィルター掃除
しばらく使っていなかったエアコンをつけたとき、フワッと嫌なにおいがした経験はありませんか?その正体は、内部で繁殖したカビかもしれません。本格的に稼働させる前に、一度フィルターを綺麗に掃除することをおすすめします。
■ 室内の空気清浄と除湿
お部屋の空気を綺麗に保つために、空気清浄機を上手に活用しましょう。また、除湿機やエアコンの除湿機能を使い、室内の湿度をコントロールすることも、カビやダニの増殖を抑えるためにとても効果的です。
3. 「様子見」は禁物!発作かな?と思ったときの正しい対処
もし「息が苦しい」「ゼーゼー、ヒューヒューという音がする」といった喘息発作の症状が出た場合、「もう少し休めば良くなるかも……」と自宅で様子を見るのは禁物です。
症状が重い場合、吸入薬の追加やステロイドによる治療など、速やかな医学的処置が必要になります。「いつもと違うな」「発作かもしれない」と感じたら、躊躇せず早めに医療機関を受診してください。
すでに当院やお近くのクリニックで喘息のお薬を処方されている方は、ご自身の判断で中断せず、医師の指示通りに治療を続けましょう。もし「お薬を使っているけれど、あまり改善しない」という場合も、決して我慢せず、再度お気軽にご相談ください。
4. まとめ:長引く咳や体調の不安は、当院へご相談ください
喘息は、これまで一度も診断されたことがない方でも、風邪などをきっかけに突然見つかることがある病気です。「たかが咳」と見過ごさず、長引くときは早めの対処が大切です。
当院は、地域のかかりつけ医として、皆様のどんな小さな不安にも可能な限り寄り添い、相談に乗らせていただきます。
当院では、総合内科専門医、呼吸器専門医の資格を持つ医師が、多角的な視点で皆様の健康をサポートします。喘息のコントロールがうまくいかない方、咳が長引いて不安な方は、どうぞお気軽になんば内科クリニックへご相談ください。
なんば内科クリニック
難波将史
【参考文献】
- 独立行政法人環境再生保全機構 「成人ぜん息の基礎知識」
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/adult/control/measures/indoor.html- ぜんそく.jp
https://zensoku.jp/index.html
