新年の誓い、今年こそ!「血圧手帳」で無理なく始める冬の健康管理

新年、明けましておめでとうございます。安芸郡府中町の「なんば内科クリニック」です。

新しい年を迎え、「今年こそは健康に気をつけよう」と目標を立てられた方も多いのではないでしょうか。そんな皆様に、ぜひ最初の一歩としておすすめしたいのが「血圧手帳」の活用です。

冬は一年の中で最も血圧が変動しやすい季節です。急激な寒さにさらされると血管が収縮し、血圧が上昇しやすくなります。

この時期、特に注意が必要なのが、高血圧が引き金となる心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化関連疾患です。

ご自身の「今の数値」を知ることは、こうした重大な病気を未然に防ぐための第一歩となります。

「毎日測らなきゃ」と思うと、どうしても身構えてしまいますよね。

でも、安心してください。実は、血圧は毎日欠かさず測らなくても大丈夫です。

大切なのは、ご自身の血圧の「傾向」を知ること。診察日の前に5日から10日程度測っていただけるだけでも、治療方針を決めるための貴重なデータになります。

「思い出した時に測る」くらいの、リラックスした気持ちで始めてみませんか?

測定するタイミングは、「起床後1時間以内、排尿後、朝食・内服前」の朝の時間が最もおすすめです。夜は日中の活動や食事、ストレスの影響を受けやすいため、朝の数値が最も安定した指標になります。

また、「病院で測ると、見たこともない高い数字が出る」という方もご安心ください。

これは「白衣高血圧」といって、緊張で一時的に上がっているだけかもしれません。

ご自宅でのリラックスした数値こそが、診察室での測定以上にあてになることもあるのです。

「紙の手帳に書くのが面倒」という方のために、当院では血圧管理アプリ「SaluDi(サルディ)」の活用をご提案しています。

スマホで記録したデータを、診察室のパソコンで医師と一緒に確認することができる便利なシステムです。

ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。

今の時期、特に気をつけていただきたいのが、トイレやお風呂場での「ヒートショック」です。

暖房器具を活用して家の中の寒暖差を小さくすることが、急激な血圧変動を防ぐカギとなります。

血圧を記録することは、現在飲んでいるお薬がしっかりと効いているかを確認する大切な作業です。

お家での記録があるからこそ、「冬の間だけ少しお薬を調整する」といった、お一人おひとりの生活に合わせたきめ細やかな治療が可能になります。

当院では、総合内科専門医の資格を持つ医師が、多角的な視点で皆様の健康をサポートします。

しばらく測定をお休みしていた方も、この冬、もう一度手帳を開いてみませんか?

なんば内科クリニック

難波将史

【参考文献】

  1. 日本高血圧学会HP 一般の方
    https://www.jpnsh.jp/general_ind.html
  2. 日本高血圧学会HP 【血圧朝活】「キオスク測定&血圧朝活のススメ」冊子のご紹介
    https://www.jpnsh.jp/topics/852.html

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