訪問診療とは

こんにちは。なんば内科クリニック院長の難波将史です。
今回は当院が提供する訪問診療についてお話させていただきます。
訪問診療とは、医師や看護師が患者さんの自宅を訪問して診療を行う医療サービスです。主に、高齢者やがん、難病のために通院が難しくなった患者さんが対象となります。

1.通院の負担軽減

通院が困難な患者さんにとって、自宅で診療を受けられることは、身体的・精神的な負担を大幅に減らすことができます。点滴や採血、超音波検査などの検査も自宅で受けることが可能です。

2.継続的で24時間対応の医療管理

定期的に医師が訪問し、病状の変化や治療の効果を確認することができます。これにより継続的かつ適切な医療管理が可能となります。さらに、通常の外来よりも長く診察時間を取ることができるので、しっかりと医師と相談することができます。また、365日24時間対応ですので、急な状態変化にも対応可能です。

3.自宅で過ごせる

診療を行う場所が住み慣れた自宅なので、普段の診察室とは違ったリラックスした状態で診察を受けることが可能です。入院すると制限される家族との時間も、自宅であれば気にする必要がありません。

4.家族のサポート

訪問診療では、家族も一緒に医療相談が受けることができます。患者さんのケアに関する不安を軽減し、問題解決につながる可能性が高まります。

訪問診療のデメリット

1.医療費

通常の外来と比べると費用が高くなります。3割負担の患者さんでおおよそ2~3万/月となります(受けた医療内容によって変動します)。

2.24時間付き添うわけではない

訪問診療は入院ではないため、医師や看護師が常駐しているわけではありません。基本的には当日できるだけ早く対応しますが、場合によっては数時間お待ちいただくこともあります。訪問看護ステーションと連携することで、医師が外来中などですぐに駆けつけられない場合に、先に訪問看護に入ってもらって、電話やオンライン診療などで対応することが可能です。

訪問診療は、自宅で安心して医療を受けられる便利なサービスです。
通院が難しい方や、点滴や人工呼吸器など継続的な医療管理が必要な患者さんにとって大きなメリットがあります。
当クリニックでは、患者さんが「自分らしく生きる」ためのサポートを全力で行っております。訪問診療について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

なんば内科クリニック 難波将史

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