秋風が心地よく、空も澄み渡る季節。お出かけするのに最適なこの時期に、「なぜか鼻がムズムズする」「くしゃみが止まらない」「目がかゆい」といった症状に悩まされていませんか?
「季節の変わり目で風邪をひいたかな?」と思われるかもしれませんが、その不調、もしかしたら「秋の花粉症」が原因かもしれません。
秋の花粉症、主な原因は「ブタクサ」と「ヨモギ」
「花粉症」と聞くと、春のスギやヒノキを思い浮かべる方がほとんどでしょう。しかし、花粉は春だけでなく、秋にも飛散しています。秋の花粉症の主な原因となるのが、「ブタクサ」や「ヨモギ」といったキク科の植物です。
これらの植物は、公園の隅や河川敷、空き地など、私たちの生活圏の非常に身近な場所に自生しています。スギのように高くから広範囲に飛散するわけではありませんが、散歩や通勤・通学の際に、知らず知らずのうちに花粉を吸い込んでしまうのです。
「ただの風邪?」と迷ったら。秋の花粉症を見分ける3つのポイント
風邪と秋の花粉症は症状が似ていますが、いくつか見分けるためのポイントがあります。ご自身の症状をチェックしてみましょう。
- ポイント①:「目」のかゆみや涙はありませんか?
風邪でも目の充血などが起こることはありますが、強いかゆみや涙が止まらないといった症状は、花粉症に特徴的です。 - ポイント②:鼻水は「サラサラ」ですか?
風邪の鼻水は、最初はサラサラでも次第に黄色っぽく粘り気が出てくることがあります。一方、花粉症の鼻水は、水のようにサラサラした状態が続くのが特徴です。 - ポイント③:特定の状況で症状が悪化しませんか?
「晴れて風の強い日に症状がひどくなる」「外出すると悪化するが、家の中だと楽になる」「雨の日の翌日に症状が強い」といった場合は、花粉症の可能性が高まります。
今日からできる!秋の花粉症から身を守るためのセルフケア
つらい症状を和らげるためには、まず花粉を体内に取り込まない、持ち込まない工夫が大切です。
- 外出時の基本対策
マスクやメガネ(伊達メガネでも可)を着用し、花粉が直接、鼻や目の粘膜に付着するのを防ぎましょう。服装は、花粉が付着しにくいツルツルした素材のものがおすすめです。 - 秋ならではの対策
ブタクサの花粉は、比較的飛散距離が短く、午前中に多く飛散する傾向があると言われています。そのため、ブタクサなどが生えている場所に近づかないように散歩コースを選んだり、窓を開けての換気や洗濯物干しは飛散の多い午前中を避けたりするのも効果的です。 - 帰宅後のひと工夫
家に入る前に、衣服や髪についた花粉を軽く払いましょう。帰宅後はすぐに手や顔を洗い、うがいをすることも忘れないでください。
つらい症状は我慢しないで。お気軽にクリニックへご相談を
市販薬で一時的に症状を抑えることもできますが、まずはその症状が本当に秋の花粉症によるものなのか、専門医に正しく診断してもらうことが大切です。
鼻づまりや目のかゆみは、日常生活や仕事、勉強への集中力を大きく妨げる厄介な症状です。「たかが花粉症」と我慢せず、適切な治療を受けることで、QOL(生活の質)は大きく改善します。気になる症状があれば、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
おわりに:府中町の皆さまが健やかな秋を過ごせるように
花粉症による鼻水やくしゃみは呼吸器の症状ですが、時にだるさや集中力の低下など、全身の不調につながることも少なくありません。
当院では、呼吸器専門医としての専門的な視点に加え、からだ全体を総合的に診る総合内科専門医の資格を持つ医師が、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルと丁寧に向き合い、最適な治療法を提案いたします。
つらい症状を和らげ、実り豊かな素晴らしい秋を快適に過ごしましょう。
なんば内科クリニック 難波将史